りんごの木はふたつの植物から成っています。私たちに見えている部分、普段「りんごの木」と呼んでいる地表の上の部分。私たちに見えない部分、「マルバカイドウ」という地表の下の部分。りんごの木は、実る部分と根を張る部分が異なる植物、ふたつの植物が共存しているかたちです。
「MARUBA.coffee」の「MARUBA」は、根を張る「マルバカイドウ」の「マルバ」です。

私たちは、コーヒーを飲む時間を「句読点」と考えます。生活の息継ぎの瞬間。生活は、続いていきます。望んでも望まなくても、長く、長く。どっちにしても続いていくなら、一息入れる時間を挟みたい。生活から生活へ、渡り歩いていくために。
「MARUBA.coffee」の「.coffee」は、「生活の息継ぎの瞬間」です。

私たちには、特別な想いもこだわりもありません。私たちが気になったコーヒーの生豆を、黙々と焙煎し、提供する。ただそれを続けていく。愚直に、続けていく。
「MARUBA.coffee」は、私たちと、津軽という土地の、接点であり、繋ぎ目です。